生音だからこそなロッキンでファンキーなソウル🔥

 

 

 

Re-Discovery Vinyl

 

ワタクシ実は10代の頃はRock/Punkキッズの鼻タレ小僧でして、最初からBlack Musicが好きだった訳ではないのです。
洋楽の聴きはじめなんてQueenだし、15、6歳かな?X JAPANのHIDEを見て「カッケェ… ( ゚Д゚)」って洗礼を受けて1人せっせと宅練(ギター)に励み、21か22歳くらいで地元で有名な先輩のバンドに加入して、バンドとして人前にたったステージデビューなんかはパンクバンドだったりしました。

しかし、当時90年代は言うまでもなくHip-Hop黎明期で、友人はDJだったりしたわけで、Hip-Hopやクラブ、元ネタのSoulやFunk、それからレコードやDJといった、ワタシの現在の根っこの部分はだいたいその友人から教わりました。

メロコアとかグランジとか聴きながらも、徐々にBlack Musicにも傾倒していったんですね☺
もっというと、地元で有名な先輩のバンドに加入できたのも、その友人の誘いがあってなんですが、その話は色々なことが色々とあるので割愛。

と、まあ早い話がバンド出身という経緯もあり、どうしても生音の音楽が好きなんです。
なので今回のRe-Discovery Vinylは、そんなワタシがチョイスする「生音だからこそなロッキンでファンキーなソウル🔥特集をしてみたいと思います。

いつかこういうロックやサイケデリックなブラックミュージックだけでMIXも録りたいなんて考えも以前からあるのですが、今回は当店の在庫の中からワタシの独断と偏見で、土臭いアーシーなロッキンファンク達を取り上げてみましたので、是非ともご覧いただけると幸いです☺


クーポンコード

「 rdv-3 」

をカート画面にて入力していただければ、Re-Discovery Vinylで取り上げた商品(過去掲載分も含め)を3,000円以上のお買い上げで

20%オフ(期間・回数制限なし)

もやっておりますので、今後の特集や過去の特集含めてヨロシクお願いします☺

関連特集↓

サンプリングネタと聴き比べてみる(1)
・どうせならモダンなソウルも・・・特集✨
・秋っぽくなってきたのでちょいと感傷的なグルーヴ特集🍂
・生音だからこそなロッキンでファンキーなソウル🔥
・ひとり静かに酔ってみる。たまにはそんな週末いいじゃない🍸
・爽快グルーヴィなソウルダンサー
・漆黒の哀愁メロウソウル!!

・オールジャンル!!至極のSoulカバー特集!!


カナダのトロント出身のブラスロック系グループLighthouseによる、高速ファンキーロック「One Fine Morning」。
昂ぶりを煽るようなドラムブレイクとギターのカッティングが一層フロア映えする、フリーソウルファンにもお馴染みの人気の一曲です☺

Peanut Butter Wolf「Tale Of Five Cities」、The Wiseguys「Search’s End」などで使われている「Love Of A Woman」もカッコイイですね。当店の宣伝動画にも使用してました😎

ロッキンでファンキーなソウルと言いつつも、ソウルではないような気もしますが、細かいことは言わないコーナーなので目をつぶってください笑

◆One Fine Morning


◆Love Of A Woman


60年代のモータウンサウンドのクリエイターであり、サイケデリックソウルを生出させたNorman Whitfieldプロデュースによる、Temptationsカバーです。

この曲はオリジナルのTemptationsヴァージョンよりも、よりロッキンでレアグルーヴィに仕上がっていますね。Jackson 5のカバーもありますが、こちらのRare Earthはモータウンきっての白人ロックバンドなだけあって、思いっきりサイケサウンドです。

Norman Whitfield × Temptationsといえば「Psychedelic Shack」や「I Can’t Get Next to You」などが思い浮かびますが、個人的にはこの類のサイケなまさにロッキンでファンキーなソウルできちんと構想を練って、いずれMIXに取り入れたいなどと目論んでおります☺

◆Hum Along And Dance


ロッキンなソウルと言いつつもここまで全員白人なので、どちらかというとソウルフィーリンなロックな気がしないでもありませんが、まさにそんな感じの曲です😅

ホワイトレゲエ「Montego Bay」がヒットし、One-hit wonderと揶揄されることもあるシンガーソングライターBobby Bloomが残した、これまたソウルテイストの強いファンキーロックです。

一発屋なもんで、あまり知られていませんが、Soul目線でみれば意外と良曲だったりします笑
レアグルーヴやフリーソウルムーヴメント時に、ソフトロックやブルーアイドも一通り掘られた感はありましたが、2010年代、20年代の目線でもう一度Rock/Popsを漁り始めても面白いかもしれませんね☺

◆Bobby Bloom / (It’s) Emergency


デトロイトのローカルレーベルBlack Gold Recordsよりリリースされたレアファンクです。
Black Gold RecordsはDynamicsが所属したことでも知られており、本ナンバーもDynamicsのGeorge Whiteと、Aretha Franklinに曲を提供していたことでも知られるRonnie Shannonがプロデュースに関わっています。

燻し銀なカッコ良いローカルファンクですが、残念なことにマイナーなもんでほとんど知られていません😓
日本ではあまり評価されていませんが、海外だともう少し高値でも取引されています。

What ‘Cha Gonna’ Do (When Your Time Runs Out)


テキサスのブルースレジェンドZ.Z. Hillも在籍したNashboro Records傘下の短命レーベルMankindに残した、Jean Stanbackのファンクチューン。
この黄色〜緑のグラデーションラベルはモダンソウル人気曲Jesse Gomez「Baby I’m Coming At You」でもおなじみですね

プロデュースにBrass ConstructionのJeff Lane、アレンジにはB.T. ExpressのSam Taylorときたら、盤石なFunkサウンドになること大請け合いです。

なもんで真っ黒なレディファンクに仕上がっており、サビのコード進行なんかも絶妙にレイジーで哀愁漂わせながらも熱いヴォーカルが雰囲気を引き立ててサイコーにグッドです😎

Ain’t Nothing In The Streets


Natalie Coleの記念すべきデビューアルバム「Inseparable」からのタイトルカット。

タイトル曲の「Inseparable」はDestiny’s Child「If」や、Lloyd Banks「Karma」、Cyne「Maintain」などでサンプリングされた美しいバラードですが、こちらはカップリングに収録されたファンキーソウルな一曲です。

「Inseparable」とはうってかわって力強い曲調のミディアムソウルで、↑の並びから言うとそんなにRockin’してると言うよりも完全にSoul/R&Bの範疇ではありますが、父であるNat King Coleの確かな血脈は明々白々で、どんな曲でも表情豊かに歌い上げる表現力の振り幅は聴衆者の心を揺さぶりマス。とてもパワフルなレディソウルなのでエントリーしました。

How Come You Won’t Stay Here


フィラデルフィアのレア・キラーシスターファンクの再発盤。
地元フィラデルフィアのBrewerytown Beatsより再発された盤で、オリジナルの盤もまあそこそこ良い値段ですが、こちらはオリジナルセッションテープからリミックス、リマスタリングされておりまして、なんとあのディスコミックスの匠、Tom Moultonによって再ミックスされております。
よりパワフルでDJユースな仕様になっており、さらには未発表のインストまでカップリングされているので、現代においてはコチラの盤の方が使い勝手も良いのでは。

血眼になって探して大枚はたいてGETしたレア盤が、いとも簡単に再発されてしまう昨今ではありますが、こういう再発盤はオリジナル保有者も持っていたいと思えるのでとてもナイスですね☺(近年のレア盤再発ラッシュについては賛否も功罪もあるのでここで簡単には書きませんが悪しからず😅)

Listen To Your Mama


Clifford Coulterといったら80年のアルバム「The Better Part Of Me」のアーバンソウルな印象が強いですが、70年、71年には、デューク・エリントンやジョン・コルトレーン、アートブレイキー、ソニーロリンズなどが在籍した、ABC Recordsのジャズ部門である名門「Impulse! Records」よりジャズファンクなアルバムも2作品出しております。

そのうちの71年作で、Clifford Coulter自らヴォーカル、ピアノ、ハモンドオルガン、ギター等、マルチプレイヤーっぷりを発揮したアルバム「Do It Now, Worry ‘Bout It Later」に収録された、ロックフィールなファンキーソウルナンバーです。
アーバンメロウでもキーボーディストとしてでもない、アーリー70sなClifford Coulterの一面に音楽の奥深さを感じます😎

◆Ridin’ On Empty


Average White Bandの人気作でもあるアルバム「Soul Searching」より、Brand Nubian「Word Is Bond」でもサンプリングされた「I’m The One」です。

スコットランドで結成されたブルーアイドソウル/ファンクバンドですが、そのサウンドがブラックネスなのは周知の事実。
この「I’m The One」もロッキンと言うよりもモロにファンクですが、こういうロウでビターなサウンドは白人のブルースロック的な系譜からも受け継がれている気もしないでもないので、テーマ的には◎でしょう笑

それにしても、こんなに少ない音数で構成されているにもかかわらず、最高にクールでグルーヴィンに仕上がるサウンドにため息すらでてしまいますね…

◆I’m The One


ファンク〜レアグルーヴクラシックとして名高い「(I Got) So Much Trouble In My Mind」。UTFO「Wanna Rock」、Stezo「Put Your Body Into It」、Kings Of Pressure「Give Me The Mike (Is This The End) 」などでもサンプリングされていて、B-BOY諸氏にはもはや古典ですね。

小気味良いギターカッティングにホーンが絡む漆黒のグルーヴ、乾いた荒野のような大地の香り漂う剥き出しのファンク、全てがズドンと感性に刺さってくる、まさしくクラシックと呼ばれるのにふさわしい名曲です☺

定番と言われている曲は意外とジックリ聴く機会ってなかったりするのですが、何周回ったってやっぱりカッコイイのが定番たる所以なのではないかと思います。
Jackson Sisters「I Believe In Miracles」や、Earth, Wind & Fire「Brazilian Rhyme」など、いろんなカバーやエディット物も数え切れないくらい出ておりますが、何周も回って「原曲が一番良いジャン」って言う時がくるんですよね。おそらくそれが名曲の完成度なのかなと、最近やっと気づいてきました笑(それでもワタシはカバーやエディットを探すし好きだし製作もするのでしょうが・・・)

(I Got) So Much Trouble In My Mind


オリジナルは激レアなことでも知られるディープファンクファン垂涎の1枚で、オリジナルラベルを再現した2015年の再発盤です。
数々のファンク系コンピにも収録されてきたレア・デトロイトファンクで、曲全体をスパイシーにしている攻撃的なオルガンが絶妙に効いています。
奏者によってはグルーミーで物憂げな雰囲気を与えたり、多様な表情を見せる楽器としてのオルガンは、60〜70年代のロックシーンにおいてもDoors「Light My Fire」や、Deep Purple「Hush」など、歴史に残る名曲の重要な役割を担いました。
そんなオルガンを効果的に使ったバックサウンドに、熱いJBスタイルのヴォーカルが相まって、最高にロッキンでファンキーなソウルになっているのではないかと思います☺

You’re Wasting My Time


白人も黒人も混合のバンドAmerican Gypsyの、アルバム「Angel Eyes」よりカットされたタイトルナンバーです。
このAmerican Gypsy、アメリカで結成されておりますが、オランダに拠点を移して活動していたようですね。
本作収録のアルバムも、オランダでは「Angel Eyes」として74年にリリースしておりますが、75年に「American Gypsy」というタイトルで同じ内容のUS盤(他)もリリースしています。

日本では、収録曲がFree Soulコンピに収録されたことでも知られておりますが、そこはこの特集なので、そうそう爽やかな曲は持ってきません笑

この「Angel Eyes」は、レアグルーヴィなトラックに、どこか雄壮な雰囲気も立ち込める、スリリングなファンキーロックになっております😎

Angel Eyes


ちょっと休憩がてらAORを。

商品ページの文字数の都合上、Full Moonと記載しておりますが、盤面にもあるように、正式にはFull Moon Featuring Neil Larsen & Buzz Feitenです。

Full Moonとしてはセルフタイトルアルバムを72年に残しており、フリーソウルマナーな「Need Your Love」が人気のAOR名盤でもあります。

この、元Full MoonのNeil LarsenとBuzz Feitenが、Larsen-Feiten Bandとして80年に作品をリリースした後、メンバーチェンジを経た新生Full Moonを率いた82年、Full Moon Featuring Neil Larsen & Buzz Feiten名義でリリースしたアルバム「Full Moon」に、この「Phantom Of The Footlights」が収録されたという経緯です。
メロウファンクといってもジャズロックといっても差し支えないようなスムースAORで、夏のアフターアワーズにも良さげなナイスな一曲であります

Phantom Of The Footlights


Buddah RecordsのサブレーベルであるSussexより、俳優としても活躍するLonette McKeeの一曲。
SussexといえばBill WithersやCreative Sourceが在籍したことでも知られていますが、B-BOY的には、Dennis Coffeyの「Scorpio」と言えばピンとくる方も多いですかね。

この「Save It(Don’t Give It Away)」もDennis Coffeyプロデュースであります。
クラビネットが印象的で、Stevie Wonderの「Superstition」と「Living for the City」を掛け合わせたようなポップでファンキーなサウンドに、Lonette McKeeの歌声が絶妙にマッチしたレディソウルです☺
ちなみに、この曲を収録したアルバム「Lonette」には、プロデューサーのDennis Coffeyはもちろんのこと、Ray Parker Jr.やDavid T. Walker、Larry CarltonからJoe Sampleなど、結構なミュージシャンが参加しています。

Save It (Don’t Give It Away)


数々のアーティストにカバーされ、サンプリングソースとしても使われ、Rolling Stone誌の選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500にも選ばれた、音楽の歴史に燦然と輝く偉大な傑作です。

50年代から活躍しているIsley Brothersの、69年アルバム「 It’s Our Thing 」に収録された、何も言う必要のないほどのクラシックナンバーですね。

It’s Your Thing


彼らの73年の名アルバム「Fresh」に収録された、ちょいと陰性のファンクナンバー。
薬物中毒のことを歌っているようです。

Sly & The Family Stoneは、人種差別や偏見を取りのぞこうとした黒人白人混合のバンドで、スターダムにのし上がっていくと、その中心人物Sly Stone(Sylvester Stewart)は、薬物に溺れていってしまったという絵に描いたような栄光と挫折の人生を送っています。(まだ存命ですが)
彼らの音楽は、JBのように黒人向けの音楽活動とは反対の向きをしていたので、初めて白人社会にファンクを響かせることに成功したという点でもその功績ははかりしれません。

スライの残した名作・意思は後世へと引き継がれ、黒人音楽はもちろんのこと、ロックのミュージシャンにも多くの影響をあたえています。
もっともっと書きたいことがあるのですが、ここでは長くなりすぎるのでいつかまた笑

Frisky


All Platinumを親会社に持つ、Turbo Recordsよりリリースのニュージャージー産ファンク。
Lonnie YoungbloodやLinda Jonesも在籍した、Sylvia Robinson姉さん主宰のレーベルですね。

Brother To Brotherは、Gil Scott Heronの「The Bottle」をカバーしたことでも知ってる方はいるかと思いますが、本作は74年のアルバム「Let Your Mind Be Free」に収録された70sファンクの香り漂うナンバーです。

どこか荒削りっぽいところが同時代のロックやパンクにも共通していて、「なんかちょうどいい雑さ」がヤバいほどクセになります😅
2コーラス目のメインヴォーカルにかかってくるエコーというかセルフコーラスの箇所なんかは一瞬戸惑います笑
完全にDiscoしてるわけでもFunkしてるわけでもないのですが、独特の中毒性のあるグルーヴを持っているので何気にオススメの一枚です

Chance With You


Fatback BandはNYで結成されたBill Curtis率いる大型編成ファンクバンド。
ラテンディスコヒットのSpanish Hustleは日本でもMalawi Rocksが東京スカパラダイスオーケストラをフィーチャーしてカバーしたり、レアグルーヴとしても、80sファンクとしても、はたまたサンプリングソースとしても、時代やサウンドが変化してもマスターピースを持つ稀有なグループですね。

Fatbackサウンドのグルーヴの肝は、ジャズビートの概念をファンクに落とし込んだBill Curtisのドラムです。
この75年のアルバムタイトルにもなった「Yum Yum」も、シンプルに聴こえても遊び心の溢れるドラミングを下地に、ゴリゴリのファンクベースと程よく味付けるギターカッティング、ガヤなヴォーカル&コーラスが乗っかり、洗練されたアフログルーヴのようなロッキンファンクになっています。

◆Yum, Yum (Gimme Some)


Black Nastyは、アフリカ系アメリカ人で史上初の女性レーベル設立者でもある、「ゴッドマザー・オブ・デトロイトソウル」と呼ばれたJohnnie Mae Matthewsのプロデュースで、娘のAudrey Matthewsと息子のArtwell Matthewsを中心メンバーに、Black Nasty、Nazty、ADC Bandとメンバーチェンジなどを繰り返し、時代とともにサウンドも進化していったグループです。

ちなみに、ADC Bandの2作目のアルバムまではJohnnie Mae Matthewsのプロデュースで、3作目、4作目はMass Production、そして5作目はなんと上でも出てきたFatbackのBill Curtisです。

ADC Bandになると、80sファンクなサウンドになっていきますが、この「Cut Your Motor Off」は彼らの原点であるBlack Nasty時代のロック要素の強いサウンドで、デトロイトファンクのコンピなどにも収録されたマイナーファンクです。

◆Cut Your Motor Off


フリーソウルやレアグルーヴシーンでも評価されたファミリーバンドThe Ingram Kingdomの1stセルフタイトルアルバムよりカットのクロスオーバーファンクです。
アーティスト名KingdomじゃないじゃんFamilyじゃん!と思うんですけど、アルバムの方もラベル上はIngram Familyになっています。

さらに、アルバムのジャケットをみると、メンバーのバックにこの「The Funk Lies In Our Music」の文字が壁に貼られてど真ん中に入っているので、当初はこのタイトルだったと推察されます。
しかし、実際ファンクっぽいアグレッシブな曲は9曲中4曲程度しかないのでタイトル変えちゃおうかとか、さらにFamilyってのもなんかアレなんで、後付けだけどそのままThe Ingram Kingdomって呼ばせちゃおうか、的な大人の力か何かが働いたのかどうなのか。(全部憶測です😅)
ちなみに、2nd以降はパトレイバーよろしく、ただのIngramになっていまして、Fat Larry’s BandとコラボってPhilly Creamというグループ活動もしています☺

それはいいとして、この「The Funk Lies In Our Music」は、アルバムの中では、「What Else Can I Say」や「He’s Mine」のような不朽のエバーグリーン的メロウソウルに隠れて、意外とスルーされている佳曲なんですね。
メロウ〜ミディアム系の曲の方が思いのほかウケがよかったけど、本来はこの路線をハイライトに持ってきたかったのではないかと慮らせる、ナイスチューンであります😎

◆The Funk Lies In Our Music


Tavaresの74年の2ndアルバム「Hard Core Poetry」に収録された隠れ名曲。

これメチャクチャ好きです。Spinnersの「I’ll Be Around」にも通じるような哀愁系ミディアムグルーヴィソウルで、サビの込み上げ感やコーラス含めたヴォーカルワークはやはりソウルグループならでは。
メランコリックなメロディを、ソウルたぎる熱っぽいヴォーカルがよりドラマチックに仕立てて、グッと魂を惹きつけられます。

アルバムではDaryl Hall & John Oatesのカバーのコーラスも美しいバラード「She’s Gone」をハイライトにもってきたようですが、心がひりつくような「Too late」のほうがワタシは断然推しですね😎

◆Too late


めちゃシカゴソウルやんけ!というツッコミも聞こえてきそうで、だんだんズレてきたような感もいなめない選盤になってきましたが、あくまでもロッキンでファンキーな「ソウル」ってことなので、広義にとらえてください笑

こういうスリリングでダンサブルな曲の展開はクラシカルなソウルミュージックよりも、ロックやポップスでよくみられるし、ポップで都会的なセンスを持つChi-LitesのリードシンガーEugene Recordの手腕に他ならないのではないかと思うので、そういう視点でも選んだりしています(言い訳)。
とは言え、本当に良い意味でソウルミュージックっぽくない曲だなぁと思っていて、アレンジにしてもそうですが、歌い手がヴォーカルグループじゃなかったりしたら全く違う曲になるんだろうなと夢想してしまうような曲です。

◆You Don’t Have To GO


Funkadelicではあるものの、George Clinton抜きという曰く付きの81年作です。
サンプリングソースとして数多の楽曲に取り入れられてきたクラシックブレイク「You’ll Like It Too」。
この辺は外しちゃったらいけない気がして急遽いれました笑
しかしGeorge Clinton総帥抜きで出しちゃうって結構やばくない?しかもGeorge Clintonも裁判とかしてないときたら最近のオフィス北野騒動みたいなハナシですよね?プロレスだったのでしょうか?
まあ、ちょっといろいろ意味がわからないんですけど、正統なP-Funkという位置からは外れるものの、あまりにも後年ひっきりなしに使われすぎて、逆に市民権を得たのか、時代に抹殺されることなくワタシたちの耳元に届いてくれるわけです。

ちなみに、サンプリング数は現在までで190曲だとか。この曲の評価の一面でもありますね。

◆You’ll Like It Too


Minnie Ripertonが在籍したことでもよく知られる、Charles Stepney率いるサイケデリックロックバンドRotary Connection。
このCharles Stepneyという人物は、EW&F、The Dells、Emotions、Deniece Williams、Terry Callier、Ramsey Lewis、Eddie Harris、Phil Upchurch…などなど、数々のアーティストを手がけたシカゴの名プロデューサーです。

Norman Whitfieldのサイケデリックソウルがサイケデリックロックを取り入れたブラックロックと言われるような立ち位置だとしたら、Charles StepneyのRotary Connectionは、普通にサイケデリックロックバンドですね笑
ただやっぱりヴォーカルにMinnie Ripertonを配したことでソウルフレーバーは強いですし、フォーキーでスピリチュアルなナンバーも特徴的ではありますが、この「Love Me Now」のようなソウルロックなナンバーこそ、白人のサイケデリックロックには出せないエッセンスが随所に閉じ込められた、Charles Stepneyのかけた魔法ではと思います。

Love Me Now


 

意外とコレ書くの時間かかってしまう。。
商品ページで書いていること以上のことを書きたいので、カジュアルには書いてますが、試聴録り直したりもしながら1枚(1曲)分書くのに1時間以上かかったりするんですね〜・・・なにげに。

できれば月に2回くらいを目処にできるといいな〜なんて、すべてのペースが理想に追いつかないワタシが言ってみます。

で、上にあるように、この『Re-Discovery Vinyl』に掲載した商品は、3,000円以上のお買い上げで20%オフになりますので、是非ともクーポンコード「 rdv-3 」をカート画面にてご入力してお買い上げいただければ幸いです🙇

それでは、また次回お会いしましょう〜

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Shingo Takahashi
Bee's Knees Recordsを運営、DJとしても都内を中心に精力的に活動中。(B)な音や(B)なグルメなど世の中の(B)面を愛してやまない一児のパパです。