【今日のMIX】バグ技?エコーのビートキャンセルを使った細かすぎて伝わらない小技

 

 

おはこんばんちゃす👐

久々に【今日のMIX】です😁

細かすぎて伝わらないというとどこかで聞いたようなアレですが、今日はPioneerの廃盤ミキサーDJM-400にぞっこんラブなワタシが、内緒にしておきたい特殊な小技の一部を公開。

と言っても、わざわざこんなミキサーのバグみたいな小技発見して使ってる人も日本中見渡してもなかなかいないんじゃないかと思います笑

てことで、内緒にしておいたところでどうしようもないので、ブログネタにして書いちゃいましょう、と。

まずはコチラをごらんくだせえ💁‍♂️

 

 

  1. Latimore / Jolie
  2. Sly, Slick & Wicked / Surely, Is You Is Or Is You Ain’t My Baby
  3. Freda Payne / We’ve Got To Find A Way Back To Love

FREE SOUL T.K.(¥2,127)Latimore/Jolie収録

Freda Payne[4 On 2CD](¥3,310)

 

という3曲なんですが、こちらはBreak Room⑥の収録内容をインスタ用の1分にクイックダイジェストプレイにしたものです。

※本チャンはもっと長くかけてるので繋ぎ方は違います。

【DJ動画】Break Room Vol.6を公開しました

 

で。

今日は、この②Sly, Slick & Wicked「Surely, Is You Is Or Is You Ain’t My Baby」から③Freda Payne「We’ve Got To Find A Way Back To Love」の繋ぎに使っているエコーのかけ方がスパイシーだよっておハナシ。

クラブでも常設のPioneerミキサー愛好家のDJ諸氏は、エフェクトのエコーってどういうものかはもちろんご存知かと思います。

ですが、念の為知らない方のために説明しますと、タップボタン(もしくはオート検出)によって設定されたBPMで、アサインされているチャンネルから出力されている音を特定の拍数(ビート)で反響させる機能です。

タップボタンでエフェクトをかけたい曲にBPMを合わせて、ここだ!ってタイミングで発動。

注意すべき点は、しっかりビートを合わせないとおダサになってしまうところ。

例えば、BPMが96の曲に対して、BPM113でエコーをかけてしまうと当然返りも113で返ってきてしまいます。

こういうこと。正しい例🙆‍♂️(カメラの設定が露出オーバーしててちょっと見にくいですが🙇‍♂️)

 

 

合ってないとこうなっちゃう🙅‍♂️

 

基本的には、次曲に同じテンポの曲をつなぐ場合は、その反響もしっかりビートに乗るように計算すると綺麗です。

次の曲でテンポの違う曲を持ってくるとかでない限り、現在のビートに合わせておかないと気持ち悪いですね😩

 

と、ここまでは教科書にも載っている普通の使い方。

今回の「細かすぎる」という部分は、以前👇のエコー関連の項目でも書きましたが、DJM-400はエフェクト発動後のビートチェンジがワンタップでできるので、それを利用した小技です。

【DJ機材】生産終了?DJミキサーPioneer-DJM400がコスパ最強なワケ

 

まず、今回の②Sly, Slick & Wicked「Sho Nuff」を、繋がなかったらどういう曲になっているかを一旦流して聴いてみます👂

 

イントロ終わりのキメのリズムがテテテッ、テテッ、テテッ。ですね。

この手のキメって、聴いてる人も知ってる曲だったら自然と一緒にキメたい感情が生まれます(と思う)

なので、エフェクトかけてぼんやりしちゃうと少し残念感が生まれるので(考えすぎかもしれませんが笑)、崩すなら崩すで、なるべくグルーヴィにしたいのがワタシ流。

もう一回、俯瞰カメラで今回のMIXパターンをおさらいするとこんな感じ。

 

てゆう。

テテテッ、テテッ、テテッ。の青字のとこまでが1拍分なので、これを1/1(拍)でかけるとテテテッ、テテテッ、テテテッ、って返ってきます(細字は反響)

 

ちなみに、なぜ即座に縦フェーダー下げているかというと、エコーは鳴ってる音に対してかかるので、縦フェーダー下げないと音が出てる限りいつまでたっても掛かり続けてしまいます。

つまり、テテテッ、にかけてテテテッ、って山びこのように返ってきて欲しければ、次の音が入る前に縦フェーダーを下げる必要があるのです。

こちらは1/2(半拍)でかけた場合

 

テテテッ、の最初のテテの部分が反響してテテ、テテ、テテ…って返ってきますね。

この、1拍と1/2拍の複合技なんですけど、スタート時は1拍でかけて、その1拍分のエコーが完全に戻ってくる前に1/2拍にビートチェンジしているのです。

格ゲーで言うところののガードキャンセルみたいな小技だと思っているんですが、わかりますかね🤓

ガードキャンセルってのは、相手の攻撃をガードすると必ず生じてしまう次の動き出しまでにかかる数秒の動けない時間を、ガード中に特定のコマンドを入力することで即座に攻撃に転じることのできる小技。

それを踏まえてエコーだけでもう一回

 

ね。1拍分で戻ってきた反響音を1/2拍にぶった切ってます。

ん?でもさっきの1/2拍だけでかけた時ってテテ、テテ、テテ…って返ってこなかった?

と思った方は超優秀です。そうなんです。これのミソなのはテテテッ、テ、テ、テ…な点。

ただの1/1から1/2へのビートチェンジなら、テテテッ、テテ、テテ、テテ…となるはずなんですが、これバグかなんかなのか、はたまた隠しコマンドなのか、テテテッ、テ、テ、テ…と16分(音符)になってキレが生じてます。

現に、ROLL(エコーとは違いフェードアウトせず繰り返される)機能で同様にやると、テテテッ、テテ、テテ、テテと繰り返されます。

この現象をガードキャンセルからとってとりあえず「a.k.a.ビートキャンセル」と呼ぶことにしてますが、これによって次のスクラッチへの余裕がコンマ何秒か生まれます。

このビートチェンジは、上でもあげた過去記事【DJ機材】生産終了?DJミキサーPioneerDJM-400がコスパ最強なワケでも書いた通り、ビートセレクトがダイレクトタップになっているDJM-400特有の機能かと思われます。

他の上位機種は、ビートセレクトが横スライドで段階的に選択するようになっているので、1/1→3/4→1/2といった具合に3/4を経由しないと1/2をセレクトできない仕様で、このスピード感でのビートチェンジができないのです。(たぶん)

 

ちなみに、テテテッ、テテッ、テテッ。の、テテッ、ところで最初から1/2(拍)でエコーかけることもできますが、反響がa.k.a.ビートキャンセルの方が間違いなくキレが良いです。

それから、テテッ、は音符でいうと16分音符の長さなので、1/2=8分だとテテテテ、テテ…となりやすく、縦フェーダーを下げるスピードをかなり意識しないとなんで無駄にムズイです。

左手は次曲の用意をしているので、片手でタイミングとスピードを意識するのは結構シンドイ。

 

素早く縦フェーダー落としてもテテテッ、テー、テー、テー…みたいな感じなので、やっぱりキレ具合を考えるとa.k.a.ビートキャンセルの方が個人的には好きですね。

このキレからスクラッチに入ることで、たったの1小節にグルーヴが生まれるのだと考えております。

 

つって。

 

てゆう、細かすぎて伝わらない小技を書いてみました。

でも、こんなやってる本人しかわからないと思いますが、こんな細かいこだわりがクオリティを育むものだと思うので、ちょっとキモいかもしれませんがひたすら研究。

以前も書きましたが「神は細部に宿る」ってハナシです。

そんなこんなで今日も長々とお付き合いいただきありがとうございました🙇‍♂️

 

それでは、今日はこの辺で〜👋

Pioneer DJM/DJミキサー DJM-400(中古)

 

3,000円以上で送料無料!ショップサイトはコチラから

 

MIX CD新作「B×B」(1,650円)絶賛販売中

「SOUL BAR / MUSIC BAR」にスポットを当て「どこかのお店のとある一日の営業」をイメージし、酒場へのリスペクトを込めて、「そのとき」が来るまで気持ちを高めておこう!

 

MIX CD「2 and fro-Stroll-」(1,650円)好評発売中!

レゲエ~ヒップホップ~ソウルを縦横無尽に行ったり来たり(=to and fro)する痛快クロスオーバーミュージックジャーニーシリーズ最新作!!

前作「Replace」のアグレッシブな路線を踏襲しつつも、哀愁とメロウネスも閉じ込めた35曲69分の寄り道迷い道オトナのぶらぶら散歩!

 

・MIX CDやDL購入はコチラから↓

→Check My Stores(Break Room & MIX CD)

 

・DJ動画「Break Room」のサンプルや登録はコチラから

→Break Room(Sample)

 

平日限定フリーミックスページ”Break Room Music”にてフルMIX公開中!!

  • BOUND Vol.1(Modern Boogie/Elegant Funk)
  • Bee’s Knees 45s Mix Vol.1
  • Break Room Vol.1〜Vol.3(音源のみ)
  • ゲストMix
Listen To Break Room Music🎧

 

Break Room Music(平日開放フリーMIX)







メルマガ会員募集中!!(工事中⛏)



Bee’s Knees Recordsでは、ブログの更新情報の他に、メルマガ会員様限定のサービスやSALE情報、クーポンコードの発行、新商品のご案内など発信いたします。

是非ともご登録くださいませ😌

[subscribe2]




[eo_calendar]

Author

アバター画像
Shingo Takahashi
Bee's Knees Recordsを運営、DJとしても都内を中心に精力的に活動中。(B)な音や(B)なグルメなど世の中の(B)面を愛してやまない一児のパパです。