【DJ目線】7インチレコードの見おとし厳禁なフリップサイド第2回

 

 

さ、て。

今週は夜のパトロール(?)が多くてなかなか更新できず😓

東京の感染者数も依然として減らず、というか増加しつつで一向に先行きの不透明な状況は続きますね😔

8月は夏真っ盛りと言えどもお盆なんかもあってイベント関係は弱いなんて話もよく耳にしますが、ただでさえなところにこのコロナ。。

すげー先のオファーも頂いてたりはしますが、今のところ来月の予定も多くはない状況ではあります。

つってもまあ何はなくともやってかないとなってワケですから、前回好評でもあった【DJ目線】7インチレコードの見おとし厳禁なフリップサイド、入魂の第2回目でおます。

ちな前回↓

【DJ目線】7インチレコードの見おとし厳禁なフリップサイド第1回

 

先日も書いたんですが、やっぱり長い記事っつうのはちょっとした移動時間とかでも読みきれないし、離脱率も上がりそうなので、今回は少し枚数減らして前回の10枚に対して今回は7枚!(そんな減ってねー)

で、簡潔にいけるか挑戦です笑

基本的にはゲトった時はそんな高くなかったレコードで、「裏だったか〜みたいな感じを目指してますが、もう高くなっちゃってる場合もありますので悪しからず。

では、どうぞ💁‍♂️

The McCrarys ‎– Night Room / For You 7インチ

The McCrarys / For You

ソウルファンの間ではこの「For You」が困ったちゃんなことは割と有名。

アルバムAll Night Music」に収録された恋のワクワク感漂うステキなモダンナンバーなんですが、LPではプレスミス起因の針飛びがあってほとんどの「For You」が飛びます😂

レコードでかけるソウルバーとかだとむしろ飛ぶことが様式美みたいなところもあるので、針飛びを楽しむ方が「通」みたいな見方もあるんですが、我々DJからしたらタマランチ会長です🥃

なので、まともにアナログ環境で「For You」を聴けるのは同アルバムに収録された「Night Room」の裏にひっそり収録されたこの7インチのみと言っても過言ではないでしょう😏(12もないはず)

「Night Room」のセイムフリップ盤も多いので要注意ですが、あればそんなに高くないです。たぶん。

JUST FOR YOU / ALL NIGHT MUSIC 

 


S. J. and Friends / This Song 7インチ

S. J. and Friends / This Song

調べても何も出てこない詳細不明な人ですが、盤面から読み解くにStan Jefferson&Friendsってことみたいです。

Fraternity Recordsはオハイオの老舗レーベルで、Lynda Seals「Skinny Dippin’」とかはうちでも少し前に扱いましたが、B-Boy的にはManzelの「Midnight Theme」とか「Space Funk」で見たことある人も多いのでは?と思います。

2011年にもKenny DopeのRemixをカップリングした「Midnight Theme」と「Space Funk」の再発を出したりしてるみたいなので、スローペースながらも現役レーベルのよう。

この「This Song」は、ワタシも探してる時は数年間全く見かけませんでしたが、ある時普通に安値で出てるのを見つけてそしらぬ顔してゲット。

某海外サイトの最近の取引でとんでもない価格での履歴もあったりするので、如何に見つけたときに手をつけておくのが重要かを物語っています笑

 


Ben Vereen / I'll Keep My Light In The Window 7インチ

Ben Vereen / I’ll Keep My Light In The Window

Chi Ali「Age Ain’t Nothin’ But A #」でサンプリングされ、NYCC、Temptations、Diana Ross & Marvin Gaye、Free Lifeなどなど、多くのアーティストにカバーされたCaston & Majorsの名曲。

なんですけど、アルバム「Off-Stage」に同じく収録された「Stop Your Half-Steppin’ Ma Ma」のカップリングでしか7インチは存在しないのです。

なんて、さも知ってた風に書きましたがこうやって自分のレコードを掘り下げるのも勉強になりますな。

今回調べて知ったんですけどなんとなく今まで勝手にBen Vereenが原曲かと思ってたり、この7インチもワタシのはUS盤でスチレンなんですが、ドイツ盤もあることを知りそっちがムクムクと欲しくなったりと色々でてきますね😅

さらに言うと、Free Lifeのヴァージョンなんかはワタシもお気に入りであるものの、実はほんの数年前に新宿三丁目のソウルバーSoul Streamでオーナーの大木さんがかけていたのを聴いて知りました笑

いやー勉強になるなぁ。つって笑


Gloria Scott That's What You Say 7インチ

Gloria Scott / That’s What You Say

これは再発盤なんですが、込み入った事情でプッシュ。

Barry Whiteプロデュースのアルバム「What Am I Gonna Do」に収録の哀愁ミディアムソウルで、この再発盤は、「(A Case Of) Too Much Love Makin’」のカップリングとしてThat’s What You Sayが収録されております。

が、アルバムタイトル曲でコチラも人気曲でもある「What Am I Gonna Do」は、単品7インチもあったりしてそんなにレア盤ではないものの、「What Am I Gonna Do / (A Case Of) Too Much Love Makin’」のカップリング(オーストラリア盤)となるとクソクソな激レア盤。

さらに、フランス盤の「What Am I Gonna Do / That’s What You Say」がカップリングになっているのもまあまあなレア盤。(この盤でもThat’s What You Sayは裏です)

なので、この再発盤とそんなにレアではない方の「What Am I Gonna Do」を持っていれば、人気曲の3曲は7インチで揃ってしまうので、とてもよく考えられてプレスされたファンの為の一枚なワケです。

日本人的にはフリーソウルシーンで「What Am I Gonna Do」と「That’s What You Say」に火がついたので、「Too Much Love Makin’」のカップリングとして「That’s What You Say」の7インチ再発盤があるのを意外と知らない方も多かったりしますね👍

What Am I Gonna Do [Analog]

What Am I Gonna Do [CD]

 


Dramatics That Heaven Kind Of Feeling 7インチ

The Dramatics / That Heaven Kind Of Feeling

この曲は「裏にいたのか〜」ってよりも「裏にこんなエエ曲あったんか〜」って感じです。

オモテ面はアルバムタイトルにもなっている「Shake It Well」なんですが、この手のパターンがこのコーナーのキモだったりします。

やっぱり、こうしたアルバムタイトル曲のシングルカットってのは当時ヒットしてるワケで、裏もそれなりに聴かれる曲が収録されるんですよね。

リアルタイムから遅れてやってきている我々なんかは何かしらのとっかかりがないとつい見落としがちにしてしまう裏面ですが、こうして隠れた名曲がひっそりとカップリングされている場合も多かったりします。

というかむしろ現在の感覚では絶対コッチのが良いってくらいドリーミンでエエ曲です🥰

Common Feat. Macy Gray「Ghetto Heaven 」の9Th Wonder Remixでサンプリングされたり、ワタシもMIX CD「2 and fro」に収録しました😏

Shake It Well

 

ちなみにワタシの「2 and fro」も

2 and fro / Shingo Takahashi

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Gloria Lynne Thank You Early Bird 7インチ

Gloria Lynne / Thank You Early Bird

これもフリーソウルのムーブメントがなかったら日本ではあまり知られてない曲なんじゃないかな?とか個人的には思っています。

アルバムにはJohnny PateやLee Ritenour、Ray Parker Jrなど馴染みあるアーティストが関わっていたり、「Thank You Early Bird」はNujabes feat. C.L. Smooth「Sky Is Falling」ネタだったりしますが、サバービアチョイスされなかったらスルーされていたのでは?なんて。

いわゆる込み上げ系ですが、この曲の収録されたアルバム「I Don’t Know How To Love Him」は、全体的にジャジーでメロウでバラードな感じが中心なのでDJユース感はあまりなく、この一曲のためにアルバム持ってる人も多いのでは。

実はLeon Ware作で、どっちが先か定かではないですが同じ76年にJerry Butler「Love’s On The Menu」にも収録されたヴァージョンもあります。たぶんJerry Butlerの方が先な気がしますね。モータウンなんで。

「Thank You Early Bird」ほんとメチャ良い曲なんですけど、「Out Of This World」というそれこそJohnny Pateがアレンジを手がけたジャズバラードの裏で7インチ存在するってのは結構盲点ついてます。

そんなに出回ることはなかったものの、ずっと二束三文で手に入れられてたんですけど、昨今の7インチブームの煽りか去年あたりから上がってきてるようなので、今安値で見つけたら絶対おさえ時ですヨ👍

MURO / Diggin’ Heat 2016

 


Curtis MayfieldNever Stop Loving Me 7インチ

Curtis Mayfield / Never Stop Loving Me

最後はコチラ。

名盤「Something To Believe In」よりカットの、アルバムのハイライトでもあるCurtis Mayfieldの特大クラシック「Tripping Out」のカップリングとして収録。

つまり7インチとしては2サイダーなんですが、「Tripping Out」がメインすぎて案外見落としがちです。

こちらも負けず劣らずなメロウミディアムなモダンソウルで、Keni Burkeのカバー(と言っても作者でもありますが)も知られる名曲。

Urban Mystic feat. Jackie O.「Satisfy」や、The Animal Pharm「The Vaccine」などでもサンプリングされていますが、原曲のスウィートでトロける雰囲気そのままなナイストラックです。

レコードバッグに忍ばせておけば、結構重宝する一枚でありますな😎

Something to Believe in

 


つって。

 

7インチレコードの見おとし厳禁なフリップサイド第2回でした。このくらいの枚数なら細かく続けていくのに書き手と読み手の負担なくいけるかな?笑

と思ったらやっぱり5,000字超えとるやんけ。

枚数減らしても一枚にかける文字数が増えてしまったのか?

まあ、ちょっと今週みたいに夜の外出が多くなるとコンスタントに更新できなくて記事のボリュームにも影響したりするので、自分でうまいことバランス取りながらやっていこうと思います。

今回はそんなところで。

それでは、今日はこの辺で〜👋

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Author

Shingo Takahashi
Shingo Takahashi
Bee's Knees Record主宰、クラブDJの他、東京板橋区協賛の野外イベント"Bridge Party"実行委員やミュージックスクール講師なども務める

自由にクロスオーバーする45sスタイルは、国内のみならず海外からのラブコールも多く、海外ギグは現在までに8カ国17都市で成功

東京から世界を旅するヴァイナルハンター